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昨年につづき、木次線を乗りとおしました。
スタートは宍道9時7分発1445Dです。
所定は木次行きですが、木次から奥出雲おろち号が運行しない時を中心におろち号のダイヤで出雲横田まで9445Dとして延長運転します。
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宍道駅3番のりばには4両のキハ120が停車していました。
先頭からキハ120-5
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2両目はキハ120-206

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3両目は単色化されたキハ120-208

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4両目にキハ120-2で、営業運転するのは先頭車両のみです。

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キハ120-5の車内はロングシートになっています。

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信号が変わり、乗客4名と、回送で添乗の運転士さん、車掌さんも乗車し、
木次まではツーマン運行のため乗客とJR職員が同数で発車しました。
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列車は内陸部に進み、雪で重みがついて垂れ下がる木の枝を何度もぶつかりながら進みます。
最初の駅の南宍道は通過します。
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最初の停車駅、加茂中では2名が乗車しました。

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幡屋、乗降なし。

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雲南市立病院が駅前にある出雲大東では2名が降車し、3名が乗車しました。

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南大東、乗降なし。

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雲南市の中心で、JR木次線を担当する木次鉄道部のある木次に到着しました。

3名が降車し、ここで回送の後ろ3両を切り離します。


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前側1両のみが出雲横田に向かいます。

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木次までの乗務員さんは全員交代し、この先は運転士さん一人のみのワンマン運行になります。

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出雲横田発宍道行きの1448D列車が到着しました。
キハ120 3の後に空のキハ120 207を連結しました。
24分停車し、10時7分に木次を発車しました。
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日登で1名が降車。

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下久野、乗降なし。
かつては列車交換可能駅でしたが、交換設備が撤去され、ホームと駅舎の間の空いたスペースで駅ナカ農園を展開しているようです。
下久野から先では全長2,241mの下久野トンネルをくぐります。
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出雲八代、乗降なし。
宍道から雪は降ったりやんだりしていましたが、鉄道乗車区間ではこの辺りが最も雪が強く降っていました。
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出雲三成付近には棚田が何箇所かあり、木次線の車窓からも見ることができます。

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出雲三成に到着、1名が降車しました。
備後落合発木次行1448Dがやってきました。
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小説「砂の器」の舞台となり、現在では扇屋そばで知られる亀嵩に到着、宍道から乗車していた1名が降車し、
最後の一区間は貸切になりました。
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亀嵩から先は雪が一時的に上がりました。

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9445Dの終点、出雲横田には11時9分に到着しました。
引き上げ線に回送され、折り返し14時1分発の木次行9458Dになります。
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駅舎は1934年の開業時に建設された大社造の出雲大社を模したものとなっています。
かつて使われていた腕木信号機が保存されています。
ここから先はバス代行区間となり、9445Dは当初から出雲横田止まりのため備後落合行きのバスはなく、所定12時52分着の1447Dの到着を待ちます。
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12時35分ころに到着したバスは、中国ジェイアールバス島根支店に所属している貸切車、プレミアム11といわれる小型バスでした。
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車内は一人がけ席が並び、最後列のみ3人がけの座席定員11名のバスです。

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座席は本革シートで深くリクライニングします。

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1447Dが到着し、代行バスに乗車したのは地元の方と思われる方2名で、旅行者風の方はいませんでした。
木次鉄道部の車掌さんが1447Dから移動し、13時7分に発車しました。
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国道314号線を進みます。
最初の停車駅は八川です。
鉄道の代行輸送のため、駅舎の前までバスが進んでいきます。
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亀嵩に並び八川そばで名を知られる八川に到着。
1447Dから乗車してきた2名が降車。
またしても貸切となりました。
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除雪車が入った後のようですが、路面が凍結しています。

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出雲坂根には13時24分に到着。
鉄道ではスイッチバックをするため停車時間が長めに取られていますが、バスは雪道のため慎重に進んでいるものの鉄道より所要時間がかからず13時42分の発車まで18分間の時間調整となりました。
車掌さんより車外に出てもよいとの案内があったため、降りてみることにしました。
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駅構内には延命之水という湧き水があります。

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1月はじめ過ぎから出雲横田~備後落合間の当面の間運休がJR西日本から発表されて数日がたってから訪れましたが、除雪等はされていないようです。
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鉄道の場合はこの先3段スイッチバックで次の三井野原までの間で161m上ります。

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道路の場合は平成4年に完成した奥出雲おろちループと三井野大橋で高さを稼ぎます。




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上っていくにつれ、先ほど上ってきたループが眼下にのぞめます。

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吹雪模様になり、視界が悪くなります。
最後の三井野大橋を渡ると三井野原駅です。
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三井野原はスキー場で知られ、かつては広島方面からスキー臨時列車が運行され、半夜行な列車も設定されていました。
現在は児童・生徒のスキー授業等に使われているようです。
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駅に到着するたびに車掌さんが乗客の有無を確かめに行きます。
運転士さんが運転台を何度か変えて運行するスイッチバック方式よりも時間がかからない自動車でのループ橋渡りのため、三井野原でも13時59分まで10分弱時間調整を行いました。
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駅前の狭い道を進みます。
途中で除雪車とすれ違う場面もありました。
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三井野原スキー場を過ぎると県境を越え、広島県に入りました。

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広島県にはいると除雪の頻度が下がるのか、道に雪が残っている度合いが大きいとバスの乗務員さんがおっしゃっていました。
国道とはいえ、314号は県管理の道路のようです。
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最後の駅、油木に到着。駅構内は狭く、バスは切り返しをしないと出られないような広さですが、路線バス(西城交通)が通っています。
車掌さんがホームで乗客が待っていないか確認に行きましたが、乗客はなく、ほとんどの区間でわたし一人のために二人がかりで運行する結果になりました。きま
駅前で切り返しを行ってもとの国道314号線に戻ります。
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春まで除雪車以外は通らないだろうと思われる踏切を通ります。
備後落合の駅に近づくにつれて除雪も行われていました。
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踏切以外では線路は雪で覆われていて、線路の位置が少しへこんでいてかすかにわかる程度でした。

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線路と平行に走っていましたが、再度木次線と交差します。
今度は道路が立体的にオーバークロスしました。
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国道183号線とのT字路にぶつかり、米子方向に左折します。

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油木~備後落合間で三度目の木次線と国道の交差は道路が下をくぐります。
線路のほうはこの先すぐに芸備線と近づきます。
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右折し、備後落合駅に入ります。

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備後落合駅に到着しました。
折り返し、14時44分発の1462D宍道行きになり、出雲横田まではバスが代行で輸送します。
写真を見る限り、方向を変えて国道に戻れなさそうですが、

このように方向を変えていました。

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2番ホームに三次からの、3番ホームに新見からの備後落合行が到着しました。
ふだんは1番ホームにも列車が入ります。
両方の列車から木次線のバスに乗った人は少なかったようです。