大阪の泉大津港から福岡の新門司港まで阪九フェリーの新造船、いずみに乗船しました。
南海本線泉大津駅から岸和田観光バスの乗合バスに乗って泉大津港に向かいます。
泉大津港から乗車の場合は運賃無料となっています。
6名が乗車しました。
15分ほどで泉大津港に到着しました。
2015年1月から就航したいずみ、15,897トンです。
ターミナルからタラップで右舷側に乗船します。
入口は5階にあり、客室部分の5階から7階までが吹き抜けになっています。
6階にある二等寝台に相当するスタンダード洋室に向かいます。
一部屋にベッドが16あり、計10部屋あります。
そのうちの2部屋が女性専用室で、さらに3部屋が団体による貸切でした。
部屋に入って手前側下段の97番ベッドに入ります。
2段ベッドで区切られていて上段へは梯子ではなく階段で昇降するものになっています。
各ベッドにコンセントがあります。
かけるものは毛布ではなく羽毛布団になっていました。
各部屋に数名程度の乗船のようで、97番からの部屋はわたしと、少し離れた区画にもう一人の2名で1部屋を使用しました。
二等室に相当するスタンダード和室は予約がなかったようで、寝具は置かれていませんでした。
6階スタンダード洋室の先には展望室があります。
22時から翌日5時までの間以外は操舵室にいる気分で前方展望を見ることができます。
船内には過去から現在までの就航船の写真が飾られています。
5階には売店があります。
6階のレストランの入口横にはテーブルと椅子のフリースペースがあります。
定刻の17時30分に泉大津港を出港しました。
出港時には空はすっかり暗くなりました。
出港して間もなく、前方の展望ルームから明石海峡大橋が見ることができます。
進行右側に神戸の街が遠くに見えました。
18時40分頃に橋の下をくぐります。
明石海峡大橋を通過しました。
つり橋の向こうに淡路サービスエリアが見えます。
明石海峡大橋を通過したいずみのファンネルマーク。
レストランに入ります。
レストランはカフェテリア方式で入口においてあるおかずを選んで会計する方式です。
阪九フェリーは鉄板メニューが充実しているとのことでホルモン鉄板と小鉢のポテトサラダとライスをチョイスしました。
乗船日が9日で毎月9日は阪九の日とのことで泉大津港でレストランの300円割引券をいただいたため1,210円のところ910円でした。
食事が終わり、6階の大浴場に入ります。
出港前後は混雑していますが、19時前後はすいていました。
いずみと僚船のひびきには露天風呂があります。
21時30分に案内所からおやすみ放送が流れました。
21時50分頃に瀬戸大橋にさしかかります。
瀬戸大橋の下をくぐります。
船尾から瀬戸大橋が見える頃に高松発東京行のサンライズ瀬戸号が橋を渡っていました。
4時30分におはよう放送が流れました。
5時に前方の展望室が解放されました。
前方には北九州空港が見えます。
左側に滑走路の明かりが見えます。
5時30分発のスターフライヤーの羽田行がすでに離陸していました。
順調に航海を続け、前方右側に新門司港が見えてきました。
新門司港の名門大洋フェリーの桟橋にはフェリーふくおかⅡがすでに接岸していました。
阪九フェリーの桟橋の隣の桟橋には東京から徳島を経由したオーシャン東九フェリーのおーしゃんいーすとが接岸しトラックの下船作業が行われていました。
フェリーターミナルに到着し、横付け作業が行われます。
定刻の6時に接岸しました。
左舷側に徒歩客の下船用のタラップがのばされていました。
わたしは7時30分まで船内で滞在できるゆっくりステイを申し込んでいるため、船内に残ります。
神戸港発の阪九フェリー、やまとが右隣の桟橋に着岸します。
阪九フェリーの船内で焼かれたパイシュー、150円をを前日のうちに予約し、案内所で受け取りました。
7時15分頃に呼び出しがあり、ゆっくりステイの乗客は5階のエントランスロビーに集合しました。
左側が神戸港からのやまと、右が泉大津港からのいずみです。
ゆっくりステイの徒歩個人客はわたしだけだったため、阪九フェリーの社用車で門司駅まで送迎をしていただきました。