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伊豆急下田駅からバサラ峠を通って西伊豆海岸の松崎まで西伊豆東海バスに乗車しました。
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伊豆急下田駅の改札出口を出ると駅前には路線バスのりばが9レーン設置されています。
松崎・堂ヶ島方面へは5番のりばから発車します。
今回乗車したのは9時30分発宇久須(うぐす)行きで、松崎・堂ヶ島よりも先に向かうバスです。
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車両は日野自動車の1ドア車で、最前列左側のみ一人掛け、ほかは二人掛け席の座席44席仕様の車両でした。
下田駅から3名が乗車して発車しました。
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バスロータリーを出発すると最初の交差点は下田市のランドマーク、寝姿山ロープウエイののりばにつながっています。
交差点を左折して、国道414号線を進みます。
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国道414号線は標高830mの天城峠を越えて修善寺や沼津へ通じる国道です。

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下田駅を出発して少しの区間は伊豆急行線と並行して走ります。
中村大橋で稲生沢(いのうざわがわ)と交差します。
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3つ目の中村大橋バス停で1名が降車しました。

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左に大きくカーブして伊豆急行線の下をくぐります。

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柳生入口(やんぎょういりぐち)交差点で一時的に国道414号線とわかれ、旧道の県道118号線に入ります。

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蓮台寺駅に入ります。
駅前にはバスのりばがひとつあり、右折で小路に頭を入れて、左折後退でバス停に付けるようになっています。
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堂ヶ島からの下田行バスがやってきました。
同じく駅右側の小路に止めて、こちらの発車を待ちます。
宇久須行きは時間調整も兼ねて2分程度停車しましたが、乗降はなく、9時40分に発車しました。
蓮台寺からは国道414号線に戻ります。
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ハリスに仕えた唐人お吉が身を投げたお吉ヶ淵は交差点の名称にもなっています。

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稲生沢川を挟んで伊豆急行線と並行します。
伊豆急下田発熱海行き5640Mが通過していきました。
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箕作(みつくり)交差点で国道414号線とわかれ、県道15号、下田松崎線に入ります。
松崎まで19kmの案内標識がありました。
少しづつ高度を上げていきます。
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伊豆半島のいたるところから温泉がわき出ていて、下田市にもいくつか源泉があります。
源泉から契約した戸建て住宅に温泉がひかれていたりしています。
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下田のホテルではめずらしく海から離れているところに位置する下田セントラルホテル。
かつては大正製薬の経営でした。
8月下旬からリニューアルのため休業期間に入り、12月の里山の別邸としての再オープンが予定されています。
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停留所標識もこの停留所のための特殊意匠になっていました。
さらに高度を上げ、バサラ峠に向かいます。
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バサラ峠のバス停の案内が出ました。


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バス停は下田市側にあります。
下田駅行きの停留所付近のレストランマンダラの脇には湧水が湧き出しています。
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かつての旧峠は峠道になっていましたが、現在はトンネルで峠を貫いています。
標高は310mと天城峠に比べれば低く比較的なだらかな道です。
バサラとは、サンスクリット語(梵語)で金剛のことをいい、すばらしいという意味の表現のことです。弘法大師がこの山で婆娑羅三摩耶経を修したことからその名が付いたともいわれています。
その語源に反し、かつては婆娑羅の親捨という民話も残っていたりします。
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バサラトンネルと過ぎると下田市から松崎町に入り、坂道を下っていきます。

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追い越し禁止の黄色いセンターラインの手前やバスベイのある停留所で速度を落としたりいったん停車して、後続の一般車に道を譲ったりしていました。
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下田行の路線バスや観光バスともすれ違います。

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松崎町に入ると雨脚がさらに強くなりました。
下田市側では稲生沢川にそって走りましたが、松崎町側では那賀川に沿って走ります。
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大沢温泉への分かれ道を通過します。
バスは大沢温泉に向かわず、そのまま県道を進みます。
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建久寺橋交差点で県道15号から離れ、那賀集落のある旧道に入ります。

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しばらく乗客2名でしたが、建久寺バス停で1名が乗車しました。

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旧道と県道の間は桜並木となっていて、伊豆半島でも有数の桜の名所になっています。
その名の通り桜田交差点で県道15号線に戻ります。
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宮の前橋交差点で県道15号が終わり、国道136号線に入りました。
国道136号線は下田市から南伊豆の海岸線を通り、マーガレットラインと名がついて景色も楽しめますが、1時間以上も時間短縮になるバサラ峠経由が下田と西伊豆方面のメインルートになっています。
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国道沿いにある東海バスの松崎バスターミナルに到着します。
バスターミナルの3番ホームに入ります。
途中停留所から乗車した数名は全て下車しました。
かわりに2,3名が乗車してきました。
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バスターミナルには待合所やきっぷうりばがあります。
10時20分、定刻に発車しました。
わたしを含めた下田からの2名はまだ残っています。
もう一人の乗客は堂ヶ島よりも先に行くようです。
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わたしは松崎よりも少し先、西伊豆町にはいってすぐの浜橋バス停で下車しました。
浜橋には海水浴場がすぐ近くにあります。